旨みから苦みまでじっくり味わえ、後味もさわやかなのが日本茶の魅力。食前食後のお茶以外に、気持ちを切り替えたい仕事や勉強の合間にもぴったりです。そんなリフレッシュタイムにお菓子を添えるだけで、何気ない休憩時間もささやかな至福のひとときに。日本茶に合うお菓子は、何も和菓子だけに限りません。甘み、苦み、渋みなど、多彩な個性を持つ日本茶には、意外にもさまざまなお菓子がマッチします。ここでは、そんな日本茶とお菓子のペアリングをご紹介します。
01. 特上有機八女煎茶×カステラ

卵、砂糖、双目糖(ザラメ)を用いてオーブンで焼き上げ、しっとりした口当たりと甘みが楽しめる日本の昔ながらの菓子「カステラ」。卵の濃厚な風味を味わえるこの焼き菓子には、苦みをやや抑えたやさしい味わいの「特上有機八女煎茶」がおすすめです。飲んだあとにほどよい甘さと清々しい爽快感が口のなかに広がり、カステラの濃厚な甘さと絶妙にマッチ。緑茶の深みあるグリーンの色合いも麗しく、カステラの卵色とのコントラストも並べたときに素敵に映ります。
02. オーガニック抹茶×和菓子

白のういろう生地に小豆かの子をのせて蒸し上げた水無月。京都では無病息災を願って食べられる伝統的な和菓子です。モチモチした食感と甘みをやや控えた風味は、スッと広がる華やかな旨みを備えた「オーガニック抹茶」がぴったり。抹茶はいいものほど香りが高く、味もまろやか。渋みがないのが特徴です。控えめな甘さの水無月が、「オーガニック抹茶」の濃厚な後味をひき立ててくれます。伝統的な和菓子と抹茶の相性をぜひお楽しみください。
03. サクラ煎茶×スコーン

ひとくち飲むと桜の華やかな香りがフワリと立ち上がる「サクラ煎茶」。サッパリした国産有機茶葉をベースにしつつ、美しい桜を想像させるフルーティーさが特徴です。そんなフレーバーティーには、イギリスの伝統的なスコーンが相性抜群。サクサクした歯ごたえと甘さ控えめで軽食にもなる焼き菓子は、桜の甘美なフレーバーをじっくり楽しむのに最高のマッチングです。お湯を注ぐと桜の花びらが浮かぶので、その可憐な様子を眺めるのもリフレッシュタイムに。
04. 天空の幻のかぶせ茶 ひかり×BEIKO

気品の漂う茶葉の香りに加え、濃厚な旨みと甘みが味わえる「天空の幻のかぶせ茶 ひかり」は、軽い口当たりのお菓子と一緒にどうぞ。出汁のようにコクのあるお茶には、甘さの強いお菓子よりも塩気や辛味のあるものがお似合い。米粉でつくったシンプルな煎餅や柿の種なら、お茶の甘味をしっかり引き立たせてくれます。冷茶にして飲むと、さらに口当たりもサッパリ。気持ちを切り替えるのに最適なスッキリした後味です。
05.「有機八女ほうじ茶」×キャロットケーキ

焙じることで苦み成分が飛び、煎茶と比べて香ばしい味わいになるのが「有機八女ほうじ茶」。口の中の油分をサッパリさせてくれることから、こってりした肉料理や煮込み調理とも相性抜群ですが、キャロットケーキなどのボリュームある洋菓子にもおすすめ。ケーキの濃厚な味わいを、スッキリしたほうじ茶の後味で軽やかに導きます。ホッとする穏やかな香りは、休憩時間の良きお供に。
伝統的な和を感じるものや、和洋折衷のペアリングなど、幅広くご紹介しました。みなさんもぜひ、好みのペアリングを見つけてみてください。